こちらの記事で、長年連れ添ったCanon EOS Kiss X50からFUJIFILM X-E3に買い替えたことを説明しました。
この記事では、実際買い替えてみてCanonと比べてどうだったかをレビューしたいと思います!
画像は赤が表示されてしまっていますが、黒を使っていました。Canonの丸みのあるボディ、好きです。
単焦点レンズXF23mmF2 R WRのレンズキット。
良かった点
軽い・どこにでも持っていける!
今まで気づいていなかったけれど、日常シーンにおいて「ここで一眼レフ取り出したら仰々しいよね……」と躊躇してカメラを取り出さない場面が多くありました。
一眼レフなら気にして取り出していなかっただろうなーというようなシーンでも、ミラーレスなら小さいからさっと取り出して気軽にさっと撮れる!
そしてなんといっても本体337g。リュックに入れてしまえばほとんど重さは感じないくらいです。
左がFUJIFILM X-E3。右がCanon EOS Kiss X50
厚みが全然違いますね!
これで同じセンサーサイズとは!
WiFi機能は意外と便利
今は、ほとんどのカメラの機種についているWiFi機能。撮った写真はSDカードをパソコンに差して取り込むので全然必要ないな~と思っていましたが、やはりあると便利。
スマホと連携して、出先でもすぐに写真をSNSにあげられたり、スマホからシャッターを遠隔操作できたりと色々と楽しくなります!
AUTOレバースイッチがとっても便利!
シャッターチャンスはふとした時に訪れます。その時に、前にセットしていた設定が必ずしも適しているとは限りません。
「えーと、今の明るさがこのくらいだから、絞りをいくつにして……」とやっている間にシャッターチャンスを逃します。
そんな時、このAUTOレバースイッチが本当に便利!
シャッターボタンを押さえる人差し指をさっとずらしたところにあるこのレバーを引けば、AUTOモードの撮影となるのでどんな瞬間も逃しません。
細かな表現はできませんが、まったくなにも撮れなかった、という状態にはなりません。
悪かった点
上下左右フリックのタッチファンクションがたまに反応しない!
タッチファンクションとは?
X-E3についている、液晶画面を上下左右にフリックすることによって、事前に割当てた機能を呼び出す機能です。
https://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_e3/features/page_02.html
現在、私は左フリックにホワイトバランス、右フリックにフィルムシミュレーションを割り当てています(デフォルトのまま)。
これらの設定をを変えようと思った時に、たま~にシュッとやっても反応しない時があります。
どちらの設定も急いで変えないといけないシーンというのはそんなに出てこないので、今のところそんなに困っていませんが、このタッチファンクションをバリバリ活用しようと思って購入すると、少しやりにくい場面もあるかもしれません。
ストラップが硬くてかけづらい!
付属でついてくるストラップの素材が硬くて、しばらくかけていたら首が荒れました。治るまでずっと痛痒くて、カメラも下げられないし着替えも躊躇するしで大変でした。
Canonの一眼レフの時は、布の質感に近い柔らかい素材で首にかけていてもなんともなかったので、盲点です。
現在は、可愛いストラップを別で購入しようと思案中です。今は以下が気になっています。
柔らかそう! 肌心地良さそう! しかし高い!
重さが分散されるというのも気になるところ。パッと見、カメラであることがわかりにくいので海外旅行行った時の防犯にも良いのではないかなと思っています。
レンズキャップが外れやすい!
使っているレンズがたまたまそうなのか、FUJIFILMのレンズがみんなそうなのかはわかりませんが、ふと手が当たった時などちょっとしたことですぐにレンズキャップが外れます。カバンに仕舞っている状態でカバンの中でレンズキャプが外れていることもよくありました。
この点はレンズキャップストラップやカメラケースに入れれば問題にはなりませんが、前のCanonのカメラでは1回も起きたことがなかったので驚きでした。
写真⇔動画モードの切り替えがめんどくさい!
私は普段動画をほとんど撮りません。なので、購入時は全然気にしていなかったのですが、動画への切り替えがとってもめんどくさいです。
- カメラ背面にあるDriveボタンを押す
- スティックで動画モードを選択
- 決定を押す
という手順が必要です。また、動画を撮り終えて写真を撮る時も再び同じ手順を踏まなくてはなりません。
文字で書くとそんなに大したことない感じもします。が、撮影時にふと動画でも撮りたい! となった時、構えの状態からだと地味に手間なのです。
Canoの時は、カメラ上部にダイアルがあって、それをガガガッと回すだけだったのでもっと簡単だったんですよね。
なので、撮影時に写真⇔動画の切り替えを頻繁にしたい方は要検討だと思います。
買って気づいた、なくても良かった機能
ビューファインダーほぼ使ってない
軽いのはいいけど、ビューファインダーは必須だよなぁと、結構な数のカメラをビューファインダーがないことを理由に候補から外しました。
それだけこだわっていたビューファインダーですが、ほぼ使っておらず、8割は液晶画面を見て撮影をしてしまっています。
ただし晴れた日の屋外は必須!!
太陽の光が強すぎて液晶画面が見にくい時などはやはりビューファインダーあって良かった! と思います。
可動式液晶画面、あったら嬉しいけどなくても平気
軽くてコンパクトで可動式液晶が欲しいな~と思って買い替えを検討したのに、気づけば可動式液晶のないタイプのX-E3を購入していました。
しかし、カメラ本体が軽くなったおかげでまったく問題なし!
カメラを持って腕を伸ばしたりしゃがみ込んだりの動作が前よりとってもスムーズになり、そんなに苦ではなくなりました!
買ってから気づいた欠けていた視点
本体ばかり考えていて、レンズのことを考えていなかった! その1
X-E3のキットレンズは
- ズームレンズのXF18-55mmF2.8-4 R OIS
- 単焦点レンズのXF23mmF2 R WR
のどちらかです。
私は XF23mmF2 R WRの方を買いました。理由は単焦点レンズが好きだからです。
しかし、のちに超広角レンズが欲しいからと、以下のレンズを購入。
10-24mmと23mmとで、画角が被ってしまっているんですよね。
もともと、カメラボディを買う段階でXF10-24mmF4 R OISも気になっていたので、画角が被らないように
- X-E3をボディ単体で購入
- 単焦点レンズとしてXF35mmF1.4 Rを購入
- 広角用にXF10-24mmF4 R OISを購入
で、そろえても良かったなぁ~と。
富士フイルムレンズで神レンズと名高いXF35mmF1.4 R。
でも、XF23mmは小さくて軽くてX-E3にぴったりです! キットレンズとは思えないくらい写りもすごく良い。
本体ばかり考えていて、レンズのことを考えていなかった! その2
マクロ撮影がしたいのにFUJIFILMのマクロレンズが自分にとってちょうど良いものがないことにカメラ購入後に気づきました。
超高い・超重いのプロ向けマクロレンズ
(希望小売価格:168,500円(税別)質量:750g)
軽いけど半分しかマクロにならないハーフマクロのレンズ
(希望小売価格:87,000円(税別)質量:215g)
この二種類しかありません。(サードパーティレンズは除く)
さすがにXF80mmは高くて重い。でもハーフマクロとはどんなものなんだろう? と現在マクロレンズについて悩み中です。
充電アダプターがコード付きで地味に荷物
Cannonでは手のひらに収まるサイズの充電機でこれ一つでプラグに差し込んで充電できるものでした。
けれど、FUJIFILMのは、アダプタと充電コードが必要に!
旅行に行く際、必要なものが1個でも増えるのは地味にストレスです。
今までギリギリすっぽり入っていた電子機器ポーチにも、コード分飛び出るようになってしまいました……。
結論、買って良かった!
色々悪い点も述べましたが、全体的に大満足です!
軽い! かさばらない! 毎日がもっと楽しくなった! 何より、評判通り色がすごく綺麗!!
何を撮っても写りが本当に良くて、なんでもない毎日にたくさんの色付けをすることができます。「私、写真上手くなったんではないかしら」と勘違いしてしまいそうになるくらい。
みなさんも色々見て、触って、お気に入りのカメラを見つけてみてください!
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