新しいレンズ欲しいな~。どんなのがあるか調べてみよう。
XF23mmF2 R WR
XF10-24mmF4 R OIS
XF16-55mmF2.8 R LM WR
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
・・・・・。
なんなんだー! 数字とローマ字ばかりでわからん! これはどんなレンズなの?!(困惑)
大丈夫! レンズの名称ってとてもシンプルなんだよ。
実はどのメーカーもあるルールにのっとってレンズの名称をつけています。
なので、最低限この2つをチェックすればそのレンズがどういうレンズかわかるようになります。
その2つとは、
- 「○mm」とmmの前に表記されている数字
- 「F○」とローマ字のFの後に表記されている数字
です!
これを見れば、どのメーカーのレンズでもどんな特性を持ったレンズかわかるようになるよ!
ここでは、以下2つのレンズを例として見ていきましょう!
- XF23mmF2 R WR
- XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
「〇mm」のところ 焦点距離の数字をチェック!
まず見るべきところは「〇mm」や「〇-〇mm」と書いてあるところです。
これはそのレンズの焦点距離を表しています。
・数字が小さい=広く写せる広角レンズ
・数字が大きい=遠くのものを大きく写せる望遠レンズ
- 「〇mm」というのは、焦点距離が固定の単焦点レンズ
- 「〇-〇mm」というのは、焦点距離が変動のズームレンズ
- XF23mmF2 R WR
⇒焦点距離が23mmの単焦点レンズ。
- XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
⇒焦点距離が15-45mmのズームレンズ。
「ズームレンズ」って遠くのものを撮ることができるレンズって思われがちだけど、「焦点距離が変えられるレンズ」のことをズームレンズっていうんだよ。
「F〇」のところ F値の数字をチェック!
その次に見るべきところは「F〇」や「F〇-〇」と書いてあるところです。
これはそのレンズのF値をどこまで下げられるかを表しています。
・数字が小さい=光を通す穴が大きい=光がたくさん通る
・数字が大きい=光を通す穴が小さい=光が少しずつ通る
光を通す穴の大きさは、撮影の時に設定で変えられます。
けれど、各々のレンズの構造によってここまでしか穴は大きくならないという限界があるのです。
その限界値を表しているのが「F〇」や「F〇-〇」の部分ということなんです。
F値をこの数値まで下げられますよということを示しています。
- XF23mmF2 R WR
⇒F値を「2」まで下げられる。
- XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
⇒焦点距離が15mmの時はF値を「3.5」まで
焦点距離が45mmの時はF値を「5.6」まで
下げられる。
となります。
あとはメーカー固有の表記なので調べてみよう!
「〇mm」「F〇」以外の部分はメーカー固有の名称ルールです。
例でいうと、
- XF23mmF2 R WR
- XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
⇒先頭のXF、XC
後ろのR、WR、OIS、PZ
の部分がそれにあたります。
先頭のXF、XCは、富士フイルムで出しているレンズのシリーズの違いです。
F値の後ろのR、WR、OIS、PZなどは、付随している機能や特徴を表しています。
・Rは、Ring (絞りリング)
・LMは、Linear Motor (リニアモーター)
・OISは、Optical Image Stabilizer (光学式手ブレ補正機構)
・WRは、Weather Resistant (防塵・防滴)
・PZは、Power Zoom(電動ズーム)を表しています。
レンズに手振れ補正がついていたり、防塵・防滴機能がついていたりということは他のメーカーのレンズにももちろんあります。
けれど、ここの名称は統一されていないためメーカーによって表示が違うのです。
例えば、キヤノンでは同じ手振れ補正つきのレンズでも「IS」(Image Stabilization)という表示が使われています。
まとめ
一見ややこしそうに思えるレンズの名称。
「〇mm」と「F〇」の部分だけチェックすればそれがどんなレンズかわかるようになる! ということを説明しました。
是非レンズ選びの際の参考にしてみてくださいね。
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