7月に金沢観光に行った際に、ちょっと足を伸ばして五箇山の合掌造り集落へ行ってきました。
金沢駅から高速バスで約1時間で行けるので、金沢観光の日程の中に日帰りで組み込むことも可能です。
集落間の移動もバスで行ったのですが、バスの本数が少なかったり高速バスと集落を回るバスの位置関係が若干ややこしかったりで、行く前に色々と調べることが多くありました。
今回は、実際にバスで行った私が五箇山へのアクセスと五箇山内の移動手段(バス)などについてご紹介いたします!
五箇山(ごかやま)の基本情報
五箇山とは
富山県の南西端にある五箇山地方。40の集落が点在し、そのうちのふたつの集落、菅沼(すがぬま)合掌造り集落と相倉(あいのくら)合掌造り集落が岐阜県白川郷とともにユネスコの世界遺産に登録されています。
世界遺産 菅沼(すがぬま)合掌造り集落
9棟ほどの民家が並んでいます。
ただ見て回るだけなら、30分ほどで回れるほどのこじんまりとした集落です。
世界遺産 相倉(あいのくら)合掌造り集落
菅沼合掌造り集落より広いです。1~2時間ほどあれば見て回れるかと思います。
お土産店・ご飯やさんもこちらの方が数が多かったです。
お土産店・ご飯やさんもこちらの方が数が多かったです。
金沢駅から五箇山まで高速バスでのアクセス
北陸鉄道バス 高山線
金沢駅から出発する白川郷行きの北陸鉄道バス高山線が、4月~11月の間、途中の五箇山にも停留します。
北陸鉄道高速バス 高山線
時刻表
五箇山に止まるバスは1日6便。
数時間おきに出る形になるので、予定をしっかりたてていきましょう!
参考までに五箇山に停まるバスのみピックアップしてみました。※2019年7月現在。
全路線および最新の時刻表については公式サイトをご確認ください。
金沢駅→五箇山
[table id=5 /]
五箇山→金沢駅
[table id=6 /]
料金
停留所名 | 運賃 | |
---|---|---|
金沢駅東口 | ||
片道 | 往復 | |
五箇山菅沼 | 1,600円 (800円) |
2,900円 (1,450円) |
()内は子供料金
乗り場
金沢駅の東口バス乗り場2番より五箇山行きの高速バスが出ています。
バス乗り場1番近くに窓口があるので、直前の乗車券の購入はこちらで行っても良いかもしれません。
予約・購入の方法
バスは予約制です。乗車券の予約と購入(発券)をそれぞれ行う必要があります。
予約したバスの時間によって購入期限の時間が指定されますので、忘れずに購入(発券)をしてくださいね。
購入期限がサービス提供時間外(06:00~22:59)になることもあり、その場合はサービス提供時間内に購入をしてください、とのことです。
乗車券の予約はそれぞれ4つの方法から選べます。
- インターネット
- 電話
北陸鉄道予約センター
(076)234-0123(9:00〜18:00) 年中無休 - コンビニ
- 窓口
※コンビニ、窓口は予約時に同時購入。
乗車券の購入は
- WEB決済(クレジットカード)
- コンビニ決済
- 窓口で購入
とのことですが、バスによってはクレジットカードでのWEB決済ができないものがありますと表示が出ていたので、ご自分の選んだ時間のバスがどのような決済ができるか確認しておきましょう。
ちなみに私は前日の夜0時を超えたあたりで(つまり当日)、9:10発のバスを予約したところ、購入期限が8:30までとなっておりました。WEB決済が可能でしたがサービス提供時間外だったので当日の朝8時過ぎにレジットカードでWEB決済をしました。
五箇山内のバスでの移動
世界遺産バス
五箇山内の集落間は加越能バス株式会社が運航している世界遺産バス(予約不要)を利用します。
【ややこしいので注意】バスの停留所について
菅沼合掌造り集落と相倉合掌造り集落の最寄り停留所は、世界遺産バスの「菅沼」と「相倉口」です。それぞれ集落の入口にあります。
菅沼→相倉へ行く場合は「城端・高岡 行き」
相倉→菅沼へ行く場合は「白川郷 行き」
相倉→菅沼へ行く場合は「白川郷 行き」
の路線の時刻表を確認してください。こちらも1日6便ほどとなっているので事前にしっかり予定をたてていきましょう!
ここで1点注意なのが、金沢駅から来るのに使う北陸鉄道バスの停留所「五箇山菅沼」と同じ場所に世界遺産バスの停留所「合掌の里」があります。
この「五箇山菅沼」=「合掌の里」から歩いて約5分のところに次の停留所である「菅沼」があります。そこが菅沼合掌造り集落の入口です。
つまりこういうことです。
初め、「五箇山菅沼」と「菅沼」を混同して、計画を立てる時に迷いました。どこが五箇山の入口なの??どこが菅沼集落の入口なの??と。ご注意を。
2019年7月現在、この路線で1日周遊フリー切符が2,600円で販売されていますが、菅沼⇔相倉間は片道560円(往復1,120円)なので、この2ヶ所のみ回るのであれば必要ないです。
おススメ周遊プラン
1日みっちりプラン ~くろば温泉つき~
1日かけてのんびり回るプランです。
菅沼合掌造り集落と相倉合掌造り集落を巡った後、くろば温泉を堪能します。
※バスの時間は2019年7月現在のものです。
[table id=3 /]
バスだけで回ろうとすると、どうしても急ぐ場面や逆にのんびりする時間がでてしまいますね。
帰り、くろば温泉に寄らなかったとしても、午後は高速バスの出発時間が一番早いので15:35しかないんです……。
くろば温泉から高速バスの出発所である五箇山菅沼までは歩いて20分ちょっとなので、バス停でぼーっとするくらいなら、散歩がてら歩いても良いかもしれませんね。
それか、温泉でもう少しのんびりして、帰りはタクシーを呼んでしまうとか。
タクシー利用 相倉口から菅沼まで約4,000円
私は上記の「1日みっちりプラン ~くろば温泉つき~」を事前に予定たてて、のんびり行く予定でした。
が、「相倉口」→「細島」(くろば温泉の最寄り停留所)行きのバスを逃し、泣く泣くタクシー会社へ電話。料金は呼び出し料金の100円込みで3,500円でしたorz
なので、「相倉口」から「菅沼」までタクシーを使えば4,000円くらいになると思います。
バスの時間に縛られずに観光したいと思ったら一部タクシーを使うのもいいかもしれませんね。お財布が許せば。
五箇山内のタクシーは五箇山タクシーという1社のみです。
普通車2台・ジャンボタクシー1台が五箇山内を回っているので私が電話した時も20分強待ちました。
確実にタクシーに乗りたい際は、予約しておいた方が賢明です!
最後に
合掌造りというと冬の白川郷が有名ですよね。
今回は梅雨明け前の季節でしたが、幸運にも雨には降られず、青々とした緑の中に静かに佇む合掌造りもなかなか趣きがありました。観光客も少ないし暑すぎもしなかったので、この時期の訪れもおススメです!
また五箇山は白川郷ほど有名でないせいか、そもそもの観光客の数が少ないらしく、こちらとしてはおかげ様でのんびりできました。地元の人の話によると、平日ともなれば観光客はほとんどいないが、白川郷は平日でもすごい、とのことです。
今回はバスの旅だったのでメイン2つの集落しか訪れませんでしたが、次は車で行ってもっと色々なところを回りたいな~とも思いました。
季節限定のライトアップも見に行きたいな~。次は宿泊も検討してみたいです!
コメント